タッチで漫才！メガミの笑壺DS

PSPで発売された漫才シミュレーションゲームである「メガミの笑壺」のDS版。DS恒例の「○○DS」という名に加え、「タッチ入力」部分もタイトルに出てきている。

シナリオパートでは部分的にしか喋らないが、漫才パートはフルボイス。プレイヤーはツッコミ役として、相方の振ってくるボケを受けて「言葉」「仕草」「想像」の三箇所をタッチないしボタンでツッコむ、という流れ。

通常のツッコミの他に、及び相方がセリフを噛んでしまった際のフォローやノリツッコミなどの特殊なツッコミとしてミニゲームが発生する。

シナリオは五弁天の助力を得るために5ヵ所を回り、「漫才を奉納する」という物。場所の特性に応じた漫才を行い、クリアすると次のポイントへ。一巡すると最終シナリオに入れるが、その前に二巡目を行うと、最初は短かった漫才が長い物へと変更され、三巡目で完全版となる。

用語や登場人物

用語や人名: 解説
萬条一機: 本編の主人公にして、漫才コンビ「カラテスパイダー」のツッコミ担当。快活ながらその分ガサツ。ガサツというか、あまり敬意は感じられない。19歳。相方である巻村千歳は高校の同級生で、その漫才センスを見込んで半ば強引にこの道に引き込んだ。故あってセルフレームの眼鏡をかけている。

巻村千歳: 漫才コンビ「カラテスパイダー」のボケ担当。普段はオタク的にテンション低めで気弱。「大きな笑いを取ると性格が豹変する」と取説にあるが、むしろそういう芸風のように思われる。笑いのセンスに光る物を感じた萬条一機により、お笑いの世界に引き込まれる。基本的に気弱で、舞台上ではアガって台詞を「かむ」ので、ピンでは難しいだろう。こちらは元からセルフレームでハーフリムの眼鏡をかけている。

カラテスパイダー: 萬条一機と巻村千歳による漫才コンビ。花吹雪プロダクション所属。ネタについては巻村千歳に負う所が大きく、勢いその他については萬条一機の影響が大きい。ビジュアル系漫才の時のみ、ビジュアル系ユニット「ルナティックスナパイダー」の名を使う。慶納神社のお祭りで花吹雪マッチポンプの代役として漫才を披露、あまりのサムさに封印されていた妖怪ヘキワロを解き放ってしまう。

眼鏡: 萬条一機のかけているセルフレームは、「笑の神」よりの授かり物で、妖怪ヘキワロの力を阻む働きがある。と同時に、ヘキワロ再封印まで外せないよう呪いめいた物もかけられている。

よしのむらのもののけ: 妖怪ヘキワロは、芸ではなく「馬鹿な行動」等で慶納村の人々の笑いを取っていたが、ある日旅芸人の一座がやって来たために村人がそちらに流れてしまい、怒ったヘキワロは村人に災いをもたらした。村人は芸事の神である五弁天に頼み込み、ヘキワロを要石に封印してもらったのだった。

真のエンディングを見るためには、三巡の上で追加シナリオをこなす必要がある。